尿管ステント

腎臓と膀胱をつなぐ尿管が塞がらないように、尿管ステント(拡張可能な網目状の小さい金属製の筒)という管を留置する施術を尿管ステント留置術と言います。尿管は、結石により詰まったり、尿管周囲の病気で狭くなったり、内視鏡手術の影響でむくんだりすることがあります。このように尿管が詰まったり、塞がったりすると、腎臓で生成された尿が行き場を失ってしまい、腎臓が腫れる、腎機能が低下するなどの要因になります。尿管ステント留置を行うことで、尿が膀胱へ流れるようになります。なお、副作用として血尿や頻尿・残尿感、排尿時の痛みなどが伴う場合があります。

留置並びに定期的なメンテナンスは、検査室で膀胱内視鏡を使用しながら行います。ステントの位置が適切か、汚れていないかなどを透視で確認しながら概ね15分の処置となります。通常は2~3か月に一度の交換となります。全身状態や合併症によっては、近隣の病院に紹介させていただく場合があります。

ステントを使用している方は、ステントを体内に留置していることを示すカードを常に持っている必要があります。これは他の科や医療機関で受診する際や救急車を使う場合などに必ず必要ですので、保険証と一緒に常にお持ちになってください。

尿管皮膚瘻

尿管皮膚瘻とは、尿管断端をそのまま皮膚へ持ち上げ、ストーマ(尿の出口)として開口させ、その上に貼り付けた集尿袋に尿が持続的にたまる形になる尿路変向術です。がんが筋層まで達する進行がんでは、膀胱全摘除術が標準的な治療となるため、尿路変更術が必要となります。尿管を長く温存できればストーマを一つにまとめられますが、尿管を切除する必要があった際や、肥満の方ですと尿管が反対側に届かずダブルストーマとなります。

尿管皮膚瘻は手術時間が短い、食事再開が早く術後回復が早い、がんの尿路再発の評価や治療がしやすいなどのメリットがあります。しかし、尿の通過障害による水腎症から、カテーテルの交換のために頻繁に通院する必要があり、ストーマのケアが困難などの欠点があります。

この手術を受けられると尿管が生理的な走行を保てず、途中の折れ曲がり箇所にて尿管内が狭くなりスムーズな尿の流れが保てなくなる方が多く(7割程度)いらっしゃいます。その方達は尿管内に尿管ステントを留置し流れを確保する必要があり、1-2ヶ月に一度の間隔で定期交換が必要となります。

処置に関しては透視装置を利用し5分程度で終了することが可能です。

尿道ステント

前立腺肥大によって尿道が圧迫され排尿しづらくなってしまう排尿障害に対して、尿道にステント(拡張可能な網目状の小さい金属製の筒)を入れて尿路を確保する施術を、尿道ステント留置術といいます。ステントは、カテーテルのように体外に危惧が出ないため、年齢による体力面や、カテーテルを煩わしく感じていたり、認知症がありカテーテルを自己抜去してしまったりなどの問題を解決するのに有効な手段です。手術方法としては、局所麻酔で挿入手術を行い、出血もほとんどなく、手術時間も15~30分程度で終わります。なお、患者様によってはステントに結石が付着したり、ステントがずれたり、感染症をおこす場合があります。

定期的なメンテナンスに関しては、ステントの位置が適切か、汚れていないかなどを透視で確認しながら行います。通常は約1年に一度の交換となります。全身状態や合併症によっては、近隣の病院に紹介させていただく場合があります。

尿道ステントを使用している方は、ステントを体内に留置していることを示すカードを常に持っている必要があります。これは他の科や医療機関で受診する際や救急車を使う場合などに必ず必要ですので、保険証と一緒に常にお持ちになってください。

さいたま泌尿器科クリニック
大宮駅西口徒歩3分 048-658-7222

埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-266-12 Grandio Sakuragicho3階

院長:
林達郎
診療内容:
泌尿器科 内科
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